ペベッの食べ物から鶏が！

以前ブログで取り上げたが、ペベッ(폐백/ペベク)とは韓国の伝統的な結婚の儀式である。この写真は先月5月に結婚した義弟の写真である↓



現代では西洋式にウェディングドレスを着て式を行った後に、略式でペベッを行うケースが多い。

詳しくは過去記事参照↓
➔ 韓国の結婚式 5 ~ 伝統的儀式、폐백（ペベッ） ~

この儀式の際にテーブルの上にはペベッの食べ物が並ぶ。この食べ物を韓国語でペベッウムシク(폐백음식/ペベクウムシク)という。今回、それを詳しく見るチャンスがあったので皆さんに紹介しよう！

ペベッウムシクの中から・・・

ペベッウムシクは新婦側が新郎側に対するおもてなしの食べ物である。この食べ物は式がすべて終わった後に新郎側が持ち帰る。食べきれない量なので家族や親戚、隣人におすそ分けする。

今回#とんこ#の義弟の結婚式ということで、この食べ物は#とんこ#の義父母が持ち帰った。

それがコレ！！


手前の串に刺さったものは銀杏。



これは人参(高麗人参)である。加工方法は知らないが、かじってみると水あめ(?)のようなものがべっとりでニチャニチャしていた。高麗人参なので苦くまったく美味くない。健康のためと我慢して食べるしかない。まあ、高価なものではあろうが・・・。



リボンで束ねられたものはビーフジャーキー(육포/ユクポ)である。ビーフジャーキーは姑に捧げるもので「心をこめておもてなし致します」という意味があるそうだ。

では、義父には何を捧げるのか？

なつめと栗である。

「まめやかで慎重な心をもって嫁入り暮らしを致します」という意味が込められているそうだ。



なつめは転げ落ちないように糸で数珠つなぎにされ、さらに数ヶ所が爪楊枝で固定されていた。

黄色のタンポポのようなものは卵焼きを花形に飾ったもの。パセリに下には立派な韓国産の栗が敷き詰められていた。(安物は中国産になるそう。)

ところで、よく見ると・・・

うげっ！！　なつめの間から鶏の頭が出ている！！　

#とんこ#と義妹がなつめを取り除いていくと・・・　またまた　うげっ！！

鶏丸ごと1羽出現！！

義母に「いるか？」と聞かれたが、こんなの扱ったこともなく丁重にお断りした#とんこ#。

日本でも家庭によって結婚式にかける費用が異なるように韓国でもいろいろである。このペベッウムシクの相場は知らないがこんかい義弟の結婚式でのペベッウムシクは、義母の推測で「だいたい万ウォンくらいじゃないか？」とのことだった。

ブログのためとはいえ、義弟の妻(新婦)に価格を聞くのは失礼だと思い確認できなかった。ㅠㅠ

ペベッウムシク参考資料
➔ http://terms.naver.com/entry.nhn?docId=1780446&cid=4549&categoryId=4549

➔ http://blog.naver.com/yunhandae?Redirect=Log&logNo=220014921076

韓国の結婚にまつわる過去ブログ↓
➔ 結婚式1　～全体の流れ～
➔ 結婚式2　～招待客800人？～
➔ 結婚式3　～ご祝儀はいくら？～
➔ 結婚式4　～余興を動画で見よう～
➔ 結婚式5　～伝統儀式、ペベク～
➔ 結婚式6　～ホテルでの式～

#ペベッ #食べ物 #結婚式 #ペベク #ペベクウムシク #婚礼 #韓国 #なつめ #栗 #ナツメ

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