食堂の食材の原産地表示は義務！

メニューと原産地
韓国の多くの食堂では、壁のどこかに原産地表示をしている。

例えば、こんな風に。

あるドジョウ鍋専門店では↓


全て国内産(韓国産)との表示！

カルグクス屋では↓


実は、韓国の食堂では原産地表示が法律で義務付けられている。

よって表示がない食堂は違法である。

ちなみに、

キムチが国産でも
唐辛子の粉は中国産という食堂も多いそうだ。

このカルグクス屋の場合は
キムチを作る唐辛子の粉は
韓国産と中国産のミックスということになる。

どうして韓国産にこだわるのか？

きっかけは2003年に起きた
アメリカの狂牛病問題である。

若い世代の方たちはご存知ないかもしれない。

BSE(牛海綿状脳症)と言って
牛の脳が空洞になり海綿状(スポンジ状)になる病気である。

その牛を食べた場合の人間への感染を危惧し輸入を規制するというできごとがあった。

骨の周辺部位の肉が
もっとも危険な部位とされていたが
アメリカ人はその部位を普通食べない。

動物の餌として使われる部分であるが
韓国では骨付きカルビをよく食べるため特に深刻に取り上げられた。

これがきっかけで
原産地を表示するよう義務化したらしいのである。

皆さん、韓国の食堂で食事するときは原産地表示も参考にしてみて下さい。