韓国結婚式3　～ ご祝儀はいくら？～

韓国結婚式シリーズ　第3弾
前回までの記事↓
➔ 韓国結婚式1　～ 式全体の流れ ～
➔ 韓国結婚式2　～ 招待客数、800人？ ～

最近韓国では
友人や知り合いの結婚式のご祝儀に
5万ウォン払うのが相場になって来た。
（特別に親しい関係ならば
　もう少し金額を上げることもある。
　ホテルでコース料理の場合は高額)

数年前までは3万ウォンが相場だったが
近年、物価も上がり3万ウォンでは
招待側の採算があわなくなってしまうようになったからである。

じゃあ、このご祝儀は誰のモノ？

両親の知人からのは両親のモノ
新郎新婦の知人からのは新郎新婦のモノ！

祝儀袋はどんな袋？

普通の白い封筒でOK。
一例を挙げると…
表にハングルで「祝 結婚」でも
（축 결혼 / チュク ギョロン)


漢字で「祝　結婚」でもいい。

裏に住所と名前。

韓国は同姓同名や来賓数が多いので
誰の知人か分からない祝儀が時々ある。

だから、
大まかな住所も書く方が親切だそう。
日本だと「○○市△区」のような感じで。


これはナマケモノ(韓国人の夫)(左）と
彼の弟(右)が受付をしたときに
傍で見ていたものだが
芳名録に名前を記帳し祝儀を渡す。


びっくりしたが皆、祝儀袋の書き方がバラバラで適当。


折ってポケットに入れて持参、
折れた封筒をそのまま出す人もいる。
くちゃくちゃとしわ入り封筒で出す人も。

受付するまでは
他人の祝儀袋を見たことなかったが
とにかく出せばいいといった感じの人が結構いた…。

ご祝儀をくれた人には食券を配るが
準備した食券が不足することがある。

主催者が一度式場から購入した食券は
式場に返品できないため、
だいたいの来客数を予想して
慎重に食券を準備するのだが
このときは不足して追加購入した。

日本のように参席者数を
事前に正確に把握できないので
少し不安になるなぁ。

一般的に両家で400～600人
といった来賓数の数の多さや
新郎新婦の家族の知人まで
来ることからも分かるが、
韓国では結婚式に招待される機会が多い。

1日に2, 3件なんてこともある。
よって、それだけの祝儀を
生涯出し続けていくことになる。

相場3万円の日本に比べ
5万ウォン(3,500円)の韓国は金額が低いが
総合的な出費は韓国の方が痛いだろう。

だから、自分も結婚式で大人数招待して
お金を回収したいと思うのも無理はない。

日本では式を挙げない人も増えてきたが
韓国ではよほどの事情がない限り
そんなことはありえないようですね。
（4へ続く）