屋台でなく食堂で蚕(かいこ)のサナギ!?
これは何でしょう?
そう、蚕(かいこ)の幼虫とその繭です。
韓国では
蚕の蛹(さなぎ)を食べる。
韓国旅行で目にされた方も多いだろう、ソウルでも
屋台で売っている。
蛹を
ポンデギ(번대기)というが
特に
蚕の蛹を指していうこともある。
日本でも
タンパク源として昔は
蚕、ハチ、いなごなど食べていたが
今はそういった地域もごく一部。
(長野県が昆虫食で有名)
現代の
日本では通常、
蚕の蛹は
コイ、豚、鶏の飼料、
魚の餌や釣り餌として使っている。
あるとき、観光地の
屋台で
紙コップ1杯1,0ウォン(約0円)で販売していた。
#とんこ#は食べたくないので
ナマケモノ(韓国人の夫)が食べるところを見たかったが嫌がって食べてくれない。
しかし、
ナマケモノが小学生の頃、
学校前におじさんが
ポンテギを売りに来て
新聞紙をコーン型に成型し
そこに入れてくれたらしく、
子供たちは
おやつとして美味しく食べていたそうだ。
でも、今は気持ち悪くて
ナマケモノは食べたくないんだとか。
なんだよ~、情けないな。(¬Д¬ )
#とんこ#は何ごとも経験だと思って
勇気を振り絞って
一匹口にほり込んだ!
そして、噛んだ!
おぇっ!
味なんて分からない
!
ただただ気持ち悪いだけで
これ以上は耐えられず吐き出した…。
先日、ある食堂に行ったときのことだ。
食堂といっても
チヂミ関係のメニューが多く
飲み屋色が強いところだったが
チヂミを注文すると
ポンデギと
わかめスープがつけ合わせとして出てきた。
屋台で販売されているのは知ってるが
食堂で出て来たのは初めてで
びっくり!
ナマケモノによると
お酒のつまみとして
出ることがあるそうだが
刺身屋でよく出て来るらしい。
ところで、最近は
韓国でも
ポンデギを食べる人が減っている。
実際
ナマケモノも
小学生のときは学校前で売られていたから
食べる機会も多かっただけで
卒業後、食べる機会も減って
ポンデギに対する感覚が
リセットされ
今は気持ち悪くて食べたくないそうだ。
ちなみに近年
韓国では
採算が取れないので
養蚕業が衰退し
東南アジアからの輸入に移っていった。
韓国で売っている
ポンデギの缶詰も
外国産のものが多いと聞いた。
※下の写真の生産地は知らない
ところで、
蚕についてネットで調べているうちに面白い話を見つけたんですよ!
蚕は完全に
家畜化された昆虫で
野生では
生きていけないという
!!
野外の桑にのせておくと
一昼夜のうちに
捕食されるか
地面に落ちて
全滅してしまうらしいのだ。
幼虫は腹脚の把握力が弱いので
樹木に自力で付着し続けることが難しく
風が吹くと簡単に落ちてしまう。
成虫も
羽はあるが飛ぶことはできない。
人の管理なしでは生きていけない唯一の
家畜化動物らしい
!
そのためか、
日本で
蚕を数えるときの
単位は
1匹、2匹ではなく
1頭、
2頭だって
!
韓国に来たら
ポンデギに挑戦してみて下さい。
ネタとしてお土産(酒のつまみ)に
スーパーに売っている
ポンデギの
缶詰もいいかもしれません。
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