韓国の女子大生が見知らぬ人とチキンを共同購入！？

チキン屋シリーズ2
前回、韓国ではチキン屋が流行っているという記事を書いた。
まだお読みでない方はコチラから↓
➔ 韓国ではチキン屋が大人気！？

そのチキンだが、１人暮らしにはとにかく量が多すぎる。


「あの・・・もしかしてチキン・・・」

ソウルの大学街、午後９時頃のこと。

半そでTシャツに
色あせたトレパンを身につけ
大雑把に髪を束ねたすっぴん女性が
似たような身なりの若い女性に用心深く声をかけた。

若い女性は手にチキンの入ったテイクアウトの箱と箸を手に持っていた。

「あ、こんにちは」

２人ははにかみながら
短い挨拶を交わしベンチに腰掛け
チキンを均等に取り分けた後、
軽い挨拶をしてそれぞれチキンを持ち帰った。

2人で鶏（チキン）１羽

大学街に１人暮らしや寮に住む女子大生は、チキン１羽分を食べきれない人が多い。

残れば捨てるしかなく分けて食べる相手が必要だが、夜にそんな相手を見つけることも難しい。

「2人で1羽」というのはこういう事情から始まった。

主に大学内のインターネットコミュニティーを通じてテイクアウトを分け合う相手を募集する。

女子大生の文が多いが、最近は男子学生の参加も増えつつあるそうだ。

店の名前、メニュー、部位と
待ち合わせ時間と場所を記載し
ネットに文を上げると、５分以内に返事が付く。

わずかな差で機会を逃した学生が「あー！逃した！」と残念がることもしばしば。

あっという間に締め切られれば、その文章は個人情報保護のためにたいてい削除されるらしい。

自炊生たちが見知らぬ人と食べ物を分け合う、なかなかよいアイディアだね～。