高麗人参を買うなら紅参(こうじん)!
高麗人参シリーズ1
今日のブログをお読みの前に。
今日は
人参の話ですが
内容に紛らわしい部分があるので
皆さんが混乱しないように
ここでは人参を
「人参(漢字)」と
「ニンジン(カタカナ)」で使い分けて表記します。
φ(≖ω≖。)♪
人参(漢字表記)の場合
漢方によく使われる人参のことで、
中国や朝鮮半島、日本でも栽培されている。
特に、日本人は便宜上、
朝鮮半島で栽培されたものを
高麗人参、朝鮮人参と呼んでいる。
免疫力強化、高酸化作用、
アンチエイジング、薄毛、肥満、
動脈硬化、コレステロール、抗血栓などの効果。冷え性にもよい。
ニンジン(カタカナ表記)の場合
日本人が日ごろよく食べる
オレンジ色のニンジン(キャロット)のこと。
なぜ高麗人参と呼ぶの?
高麗人参 = 朝鮮人参
現在日本で
高麗人参といわれるものは、
元来「人参」と呼ばれ
中国、朝鮮半島、日本で古くからよく知られた
薬草であった。
「人参」の名前の由来は、
根が枝分かれした様子が
人の姿に似ていることにある。
日本入って来たのは
江戸時代。
八代将軍
吉宗が
朝鮮半島で
タネと
苗を入手し
大名に
お種(オタネ)栽培をさせたので
「オタネニンジン」とも呼ばれる。
ところが、
江戸時代以降、
西洋系の
セリ科の根菜
「こらふ(ニンジン)」が舶来した。
こらふの根は太くて
人参に似てたため
セリ科の
人参という意味で
「せりにんじん」などと呼ばれ始めた。
しかし、時代と共に
西洋系の
「せりにんじん」が
基本野菜として食されるようになり
いつしか
「せりにんじん」が
「ニンジン」と呼ばれるようになったそうだ。
同じ単語じゃあ、
人参と
ニンジンの区別ができないじゃないか!
ということで、
日本では
「人参」を
「朝鮮人参」と呼ぶようになった。
しかし、戦後、
日本の
「人参」輸入業者は
輸入元の
韓国に
配慮し
「朝鮮」という言葉を使用せず
「薬用人参」という表現を使ったものの
「薬用」という名称は「薬事法」に触れるので
「高麗人参」という名前に切り替えたという。
よって、当然だが
韓国では
高麗人参のことを
高麗人参とは言わず
、人参(인삼/インサム)という。
人参ってどんな植物なのか?
気になってネットで検索してみたら、こんな姿!↓
わぁ!こんな
真っ赤な花(実?)が!
根っこ部分は
人の形そっくり!
漢方で使う人参と西洋系の
ニンジンは、見た目が違うなあ~。
そして、面白いことが分かった。
人参は下の図のように成長過程で
1年ごとに
葉が
1セットずつ増えていくが
6年以降は
葉ができない珍しい植物。
木は
年輪で
年齢が分かるが、
人参は
葉で
年齢が分かるわけである。
そして、年を重ねて
栄養価が高くなり
サポニンの量が増加。
じゃあ、年を重ねるほどいいのかと思いきや
栽培人参は
6年が
限界らしい
!
(それ以上栽培すると害虫・病害が発生し表皮組織が老化する)
加工方法による人参の呼称の違い
人参はその
加工方法によって呼び方が変わる。
また、加工により人参の
成分が変化し
抗がん作用や
免疫作用などの効果に差が出るという。
①水参(すいじん) / 수삼
乾燥させていない土から堀り出した生の状態の
高麗人参。
近所のスーパーの冷蔵棚に陳列されているのを発見!
4,000ウォン(約400円)、5,000ウォン(約500円)と書いてある。
②白参(はくじん) / 백삼
水参の
皮をむいて干して自然乾燥させ水分含有量14%以下に加工した
人参。
4年根が多い。皮をむかずに干したものは「皮付き白参」と言われる。
※日本人が食べる高麗人参というのはこの状態のものが多いそう。
③紅参(こうじん) / 홍삼
水参を
皮ごと蒸して煮て水分含有量14%以下に加工した
人参。製造過程で赤褐色になる。
6年根がよい。
で、もっとも優秀な加工方法は「紅参」なのだ!
サポニンという栄養素が
最も多く含まれているのが
皮周辺部分。
「紅参」は煮て乾かしたものなので
サポニン含有量が多い
!
さらに!「紅参」には
「
水参」や「
白参」に含まれていない
特有成分
8種類が含まれており、
人参のなかでも
6年根の
「紅参」が
高級品なのである
!
韓国の風土は
人参の栽培に適しており
韓国産は
中国、米国、日本の人参より
サポニン含有量が高いので
高麗人参は最高なんですね。
皆さん、韓国で高麗人参を購入の際
効果を求める場合は「紅参(홍삼/ホンサム)」にしましょう!
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