韓国の「みなしベランダ制度」はユニーク!
ベランダシリーズ1
日韓のベランダの違い
これは#とんこ#ん家の
ベランダ。
室内側から撮影したものである
↓
韓国のマンションでは、
ベランダ自体が
部屋のような空間になっている。
ベランダの
隣家との
境の壁は
コンクリート、手すり部分には
窓ガラス。
よそのマンションを見てみよう!
コレは築2、30年はする古いマンションで、ベランダがある南側の写真↓
ベランダ全てに
窓ガラスがついている。
日本のマンション
ベランダ側の凸凹した外観とは違い
スマートな外観である。
もっと近くで見てみると
冬は
零下10度前後にもなる
韓国、
ベランダにも窓がある
一番の理由は、
断熱による
省エネルギー目的である。
後は
窓ガラスで覆うと
雨を気にせず
ベランダにモノが置けるということもあるだろう。
ちなみに、
ベランダの
床は
水洗いできるように
防水仕様で
ホースまたは
水道がついている。
その他の特徴
ベランダが長い?
従来の
韓国のマンションの
ベランダは
端から端まで
ズドーンとつながっているケースが多かった。
間取り図でベランダを見てみよう!
【マンションA】※上が北
【マンションB】
【長所】
洗濯物を干すスペースを十分確保できて非常に
便利!!
大きな窓付きなのでサンルームに近い感覚かなぁ…。
雨でも干せて、
荷物も置ける!
風通しを考えた
室内設計なら
ベランダと室内の
窓を開ければ
風も通る。
【短所】
あまりに
ベランダが広いと
家庭によっては空間を持て余し
ちょっともったいないこともある。
居住空間まで
直射日光が届かず
リビングが少し暗くなる。
ただし、
北側にも
ベランダがある家は
拡散光がたくさん入って
構明るいので間取りによる。
最近のマンションのベランダは短い?
最近の新しいマンションは
ベランダの
スタイルに
変化が
!!
ベランダが
狭くなってきているのだ。
一体なぜか?
法律で
「みなしベランダ制度」が導入されたからだ。
みなしベランダ制度とは何か?
みなしベランダとは
従来型ではここがベランダになっていたはずだといった部分を言う。
基本形と拡張後の間取り図でベランダの広さを比べてみよう↓
左:基本形 / ベランダ部分(黄色)
右:拡張型 / ベランダ部分(ピンク)
上の立体模型、
部屋が
ベランダの分だけ
拡張されていますね?
この
拡張された部分が
みなしベランダゾーンというわけである。
拡張に関しては過去記事参照↓
➔ 韓国のモデルハウス見学!
ちなみに、
新築マンションの分譲時に
この
みなしベランダゾーンを
ベランダとして使うか
居住空間(みなしベランダ)として使うか
マンション購入者が
好きに選択できる。
しかも、
一定の規則をもとにして
みなしベランダゾーンとして設定すると
ベランダと同様に
容積率※1には
参入されないという得点がある。
もちろん、居住空間に
拡張の場合
元々の分譲価格に
追加料金
数千万Wが発生するが
ここを
ベランダとして選択する人はほとんどいない。
よって、新しいマンションは
#とんこ#ん家のように
居住空間を広くする代わりに
ベランダが狭くなるスタイルが増えている。
皆さんなら拡張しますか?
ベランダの広さを確保しますか?
韓国式窓付きベランダが省エネなわけ
日本式だと
ベランダの
床と
居住部分の
床が一体のため
外気によって
冷えが伝わってしまうという問題がある。
室内の
冷暖房効率が悪くなるというわけだ
!なるほど!
寒い北欧でも
韓国式が増えているそうですよ!
ところで、
ベランダの
壁が
コンクリートの
韓国、
火事のとき
壁を蹴破って
隣家に
避難したくてもできません。
一体どうするのでしょうか?
それは次回のブログで~。
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※1 容積率とは?
建築物の各階の床面積の合計の敷地面積に対する割合。建物を建てたり購入したりするときに住宅の大きさを左右する。
例えば、敷地面積100㎡、建物の床面積の合計150㎡(1階の面積100㎡、2階50㎡)の場合、容積率は150%になる。韓国のみなしベランダ部分は一定のルールの下でこの容積率の計算には含めないという利点がある。
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