CCTV録画中! 韓国、町のあちこちに設置されている監視カメラ
韓国ではあちこちでよく見る表示
CCTV録画中(CCTV녹화중/ノクヮジュン)
これは
監視カメラのことである。
ここでは
作動中(작동중/チャクドンジュン)と書いてある。
日本でも
ビルや
エレベーター、
オートロック式
マンション、
コンビニ、
駐車場、ショッピングセンター、
高速道路(スピード違反取締用)等には
監視カメラがついているが
韓国はそれ以上にあるように感じる上、その表示も多い。
ナマケモノ(韓国人の夫)曰く、
道路にも設置されているようで
犯罪検挙に大いに役に立っているようだ。
タクシーにも通常は
車の前後に
カメラがついており
バスも
車内外に
カメラがついているものも多い。
※日本も自家用車につける人がいるので
バスやタクシーにもあるかもしれませんが
韓国はそれがもっと分かりやすいです。
バス内にも録画中の表示がありますね↓
同じ路線を1日に何往復もする
公共の交通機関のバスに取り付けてあると
道路の監視カメラと同じ役目を果たし
交通事故や犯罪の解明に便利なようです。
監視カメラの有用性
以前、こんな事件がありました。
※半年前の話で詳細は忘れてしまった
大型マートのフードコートで
中年
女性Aさんが熱い汁物を
お盆に載せて運んでいるときに
子供にぶつかってしまい
こぼれた汁により子供が顔面火傷した事件があった。
子供が泣いて母親のところにかけよった。
母親は半狂乱になり
「誰よー!!犯人が逃げた!!」
とすごい騒ぎになったようだ。
それについて母親は
インターネットに載せたんですね。
子供にひどい火傷を負わせて
しかも子供の火傷の処置もせずに
犯人は逃げたひどい奴だ!!
もう、それは
鬼畜生だと言わんばかりの勢いで
犯人を憎む文をあげたようです。
当然
ネット大国の韓国では
あっという間にそれが広がり
メディアでも扱われました。
世間が犯人探しにやっきになってるのを
犯人の家族が知り、犯人の
Aさんも知ることとなったんです。
とんでもない騒ぎになったと
Aさんは警察に出向き
騒ぎの対象が自分であることを伝えた。
しかし、その
事件の真相はこうである。
Aさんが、熱い汁物を
お盆に載せて運ぼうとしたとき
幼児か小学校低学年くらいの
子供が走ってきてぶつかり
熱い汁がこぼれた。
一瞬の出来事で子供は
そのまま走り去ってしまい
どこに行ったか分からなくなってしまったのだが
そのとき、Aさんは
自分の手に火傷を負っていたため
とにかく火傷箇所を水で冷やそうとトイレに行った。
母親たちが集まって
騒ぎになっているとき
Aさんはトイレにいたため
その騒ぎを全く知らなかったのだ。
警察が
監視カメラで確認すると
Aさんの証言どおりであった。
それどころか、フードコートで
その子供は走り回っていたのである。
Aさんの不注意というよりは
子供がよそ見しながら走ってきて
ぶつかった形であった。
もちろん、火傷した子供も
かわいそうではあるが
子供がそもそもの原因であり
Aさんは完全に
被害者である。
幼い子供を注意しなかった、
管理不行き届きの母親が悪いということになろう。
幼い子供の顔面火傷とそれを悲しむ母親の構図は世間の同情をひく。
中年の女性が悪者になるのはたやすい。
このとき、
ネット社会の恐ろしさを知るとともに
監視カメラの有用性を改めて感じた。
監視カメラというものは
取られる側としては気分がよくはない。
監視しなければ治安が悪い社会というのは
寂しく空しいものだ。
でも、犯罪が多様化・巧妙化した現代では
犯罪率を大幅に低下、
犯罪検挙率は大幅に上昇させ
時として、冤罪を証明する
監視カメラは
時代の流れとして受け入れるべきなのかもしれない。
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