お墓参りのお供え物の配膳に疑問!?
今日は
韓国の
伝統行事の
秋夕(추석/チュソク)である。
秋夕(チュソク)とは
祖霊崇拝や
墓参をはじめとする行事が行われる重要な
祭祀の日をいう。
簡単に言えば
日本のお盆のような感じであるが、
お盆は仏教行事の系統で起源は異なるらしい。
お供え物の配膳に疑問!?
この行事、ご先祖様にお供え物をするのだが過去記事↓にも書いたように
➔ 秋夕の儀式、チャレのお供え物
お供え物の配膳の位置が細かく決まっている。
例)
어동육서(魚東肉西)
魚は東、肉は西
동두서미(東頭西尾)
魚の頭が東でしっぽが西
홍동백서(紅東白西)
東に赤い果物、西に白い果物
皆さんは、この配置方法について何も感じませんか?
おかしいな…。
家は東西南北に正確に方角を合わせ
建てられているわけじゃないのに
屏風や膳の向きを方角に合わせたら
家庭によっては
ドアに向かった配膳や
部屋の角に向かった配膳になってしまうことがあるはず。
なんかぶっ細工やなぁ…。
で、昨日
5ヶ所ほど車で移動しながら
お墓参りに行ったのだが、
墓参りに関する関連記事↓
➔ 墓参り1 ~個人墓地編~
➔ 墓参り2 ~集団墓地編~
お墓に
干した魚や
果物などを
お供えした際、#とんこ#はあることが気になった。
1ヶ所目のお墓
2ヶ所目のお墓
3ヶ所目のお墓・・・
干した魚の
頭の向きが、なぜか全て
右向きだったのだ
!!
東頭西尾つまり、
頭を
東に向けて置かなけりゃならんが
全ての
お墓の向きがぴったり
南向きに建立されているとは思えなかった。
#とんこ#は
太陽を探した。
現在
正午に近い時間帯、
太陽はほぼ
南にあるはずだ。
「あれ??魚の頭が南方向にむいているじゃないか!!」
言ってることとしていることが違うんじゃ…。
ナマケモノ(韓国人の夫)に聞いた。
「なあなあ、太陽の方向からして
あっちが南のはずやで。
なんで魚の頭が南向きなん?」
ナマケモノはわからないと言う。
仕方ないから
「魚の頭は東向きじゃないんですか?」と
義父に直接聞いた。
すると、
「おお、そうだ。東で合っている。」
???
「え、でも、太陽がこっちにあるので
こっちは南じゃないのでしょうか?
魚、南に向いてることになりませんか?」
チンプンカンプンな#とんこ#。
ところが!!驚くべく事実が!!
方角の意味すること
東頭西尾とは
本当の東西南北の方角を指す言葉じゃなかった~。
人が
北向きに立った状況を
東西南北になぞらえて
お供え物の配置を表現しただけだというのだ
!
うげっ!
実際には人が
どの方向を向いて立とうが関係なく
とにかく
人が向いている方角を
北と考えると
右手方向は
東に
左手方向が
西になる。
よって、
魚の頭は
実際の方角とは関係なく
常に
右手側に来るいうことなのだ!
ズコッ。
これ、
ナマケモノも知らなかった。
(。・w・。 ) ププッ
他の
韓国人はどうかを知るため
義弟の婚約者にも聞いてみたら
右向きと言うことはしってるけど
東向きという考え方は知らなかったと言う。
なるほどね。
東頭西尾じゃなくて
右頭左尾にしてくれればいいのに…。
お供えについての内容は
以前ネットで調べたんだけど
こういう説明は誤解しないように
ちゃんと
定義までも書いておくべきだと思いません
? -_-;
秋夕(チュソク)関連記事↓
➔ 墓参り1 ~個人墓地編~
➔ 墓参り2 ~集団墓地編~
➔ ナマケモノ一族が伝統行事を慣習どおり行わないわけ
➔ ナマケモノの実家流、秋夕の食事
➔ 秋夕の儀式、チャレのお供え物
➔ 韓国土産8 ~韓菓~
#韓国の伝統行事 #お供え #お供え物 #秋夕 #チュソク #墓参り #魚 #東頭西尾
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