アン・チョルス氏が嘘つき呼ばわりされた背景とは！？

今回の韓国大統領選挙を通して分かったことがある。
今回はその話を書こうと思う。
　
ナマケモノ(韓国人の夫)が読む新聞は4紙。
とはいっても、全てを毎日
くまなくチェックするわけではない。
知識、思想が偏らないように
複数の新聞社の新聞を読むということ。

その４紙はネットで閲覧。
韓国ではすべての新聞社が
インターネットにも新聞記事を掲載、
無料閲覧可能なのだ。
　
その４紙とは
　
朝鮮日報、中央日報、ハンギョレ新聞、メディア今日
※最後の「メディア今日」だけはインターネット新聞のみ存在。
　
ところで、
　
朝鮮日報と中央日報は現在の与党側
ハンギョレ新聞、メディア今日は野党側。
　　
で、ここで重要なのは次の2点。
　
①大手2社が与党支持
現在の与党はパク・クネ氏が所属している政党(セヌリ党)、つまり、最大購読者数を誇る朝鮮日報と中央日報の大手2社はパク・クネ氏を支持しているということである。
　
　
②与野党の足の引っ張り合い
韓国の新聞社は敵対する政党に対して、あることないこと書きたて攻撃するのが日常茶飯事ということである。※社説や引用等で
　
これらが今回、
無所属のアン・チョルス氏に
どのような事態を引き起こしたか
ナマケモノから聞かされた。

　
アン・チョルス氏が大統領候補になる前、
全ての新聞社が彼の業績と生き様を
評価し褒め称えて来た。
彼は自分を犠牲にしても
国民のために尽くしてきた人である。　
関連記事はこちら↓
➔ 韓国大統領候補は偉大な人　～アン・チョルス氏～
　
努力家で真面目で誠実、
そして一生懸命に人のために尽くし
自己研鑽に励み常に新しいことに挑戦していく人である。　
　
　　
ところが！
　
彼が無所属で政界へ足を踏み入れた途端、
与党支持の朝鮮日報と中央日報は
180°見解を変え、彼を潰しにかかった。　　
関連記事↓
➔ アン・チョルス氏を脅迫！？愚かな政治家
　
そのいくつかを紹介する。
　　
　
【論文無断引用疑惑】
　
アン・チョルス氏が過去に論文を無断引用したと記事にし、彼は今まで悪いことをしたことがないと言ったのに嘘つきだ、こんな人物が大統領になっていいのか！と批判した。
　
しかし、実際はこうだった。
　　
分かりやすく例えるなら、ニュートンの万有引力は誰もが知っていると思うがこんな法則を論文で引用したとき、いちいち「ニュートンの万有引力から引用」などと表記しなくてもいいのである。
彼が書いた論文に引用した内容は、その分野なら誰もが知っている内容だった。
　
ソウル大学がその無断引用事件に関して検証したが、問題ないという結論を出した。
　
　
【2重国籍疑惑】
　
アン・チョルス氏の娘がアメリカの高級住宅エリアに住み、5,000ドル(約560,000円)のマンションから貴族学校に通った。米国の公立学校に外国人が通うためには条件として市民権、永住権、駐在人でなければならないのに両親は当時韓国にいたのでどの条件にも当てはまらない。恐らく昔、娘を米国で出産し2重国籍をとらせたのに違いないと批判。
　
こんな卑怯な手を使って娘を留学させるような人間だといいたいわけである。
　
しかし、実際はこうだった。
　
娘が米国の学校に通った時、実は妻がスタンフォード大学に学生として通っていた。
妻の米国在留資格（ビザ）はF-1で、F-1ビザを持つ人の子供は同伴者としてF-2資格を与えられ公立学校に通えるようになるのである。
　
そして、米国にはこんな規定がある。
親が○×大学に通う場合、その子供は国家が規定している範囲内の学校に通わなければならないというものだ。つまり、スタンフォード大学に通ったアン・チョルス夫人の場合、確かにパロアルトという地域に住んだけれどその娘は米国が規定した学校に通っただけである。
　
しかも、米国の公立学校は入学金なしか実費だけ払う制度で貴族学校ではなかった。
　
マンションもその地域なら全てが高いわけではなくその中でも2,000ドル(約224,000円)の寝室１つだけが付いた安いところに住んだそうだ。(※ワンルームという意味ではないと思う)　
一般人の感覚からすれば2,000ドル(約224,000円)でも高いと思うけれど、都市部に住めば2,000ドル(約224,000円)でも安い方のようだ。　
　
　
【過大評価】
　
アン・チョルス氏が昔、コンピュータウイルスに対するセキュリティーソフトをたった一人で開発後、そのソフトを無料で国民に配り、ベンチャー会社を設立した後も国家のために貢献した。　
　
当時こぞって絶賛した新聞社が
　
ある海外の会社がつけたセキュリティーソフトの性能ランキングが27位と低く、あれは最優秀ではなく優秀だ。アン・チョルス氏の会社が自社のソフトを過大広告しているのは嘘をついていることになる、　
世間は彼を過大評価しすぎていたと記事にした。

しかし、それはおかしいのである。
　
彼がセキュリティーソフトを開発した時代は世界でもそのようなものがほとんど存在していなかった時代である。世界で初めてそれができたのが1987年、彼が作ったのは翌年1988年だ。
　
彼は徴兵に行く当日の朝方3時だか4時だかまで寝る間を惜しんで開発に時間を費やした。
　
当時韓国では、多くのウイルスを同時に治療でき毎日のように治療内容が更新される高性能のソフトは
彼が作ったものしかなかった。時代が時代なので当時は性能ランキング自体も存在しなかったし、彼が起業したときは世界でも高く評価されていた。
　
新聞社が記事の対象にしている時代と内容は彼が既にセキュリティーソフト会社を去った後のことなのである。
　
　
皆さんも既にお分かりだと思うが、　
アン・チョルス氏に関しては
政敵がどんなに調査しても
この程度の内容しか非難できるネタがなく　　
スキャンダルがつかめないのである！
　
このようなことから
#とんこ#夫婦には彼という人物のことが
より一層分かってきた。
　　
これら以外にも非難があるが省略。
それらもこんな次元で
どれも説明がつくものばかり。
　
与党支持の新聞社がこぞって
彼を嘘つきだと書きたて
　
それを否定し潔白を証明してくれるのは
与党に対立する他の新聞社。
　
韓国大手2社が
朝鮮日報と中央日報であるがゆえ
多くの韓国国民が購読する新聞は与党の思想である。　
　
普通、一家で複数の新聞を購読しない。
　

ナマケモノの父親世代の方たちは
彼を非難する記事ばかり目にするため
それをそのまま信じてしまっているわけである。
　
大手新聞社が嘘や適当なことを
書くとは思わないからだ。
　
それに比べ若者は
インターネットで新聞を読むことも多く
特定の新聞社の記事だけを
目にすることは少ないとは思う。
　
彼のことを思うと本当に腹立たしく心が痛い。

※朝鮮日報と中央日報が支持しているのは正確にはセヌリ(새누리)党。
　現在セヌリ党が与党なので与党を支持しているということ。