韓国は引越しの住所変更なしで新住所に郵便物が届く！？

数日前、日本である女性が
本名や親族の名前を使い分け
生活保護費を複数の自治体、
少なくとも計10市区で申請し
重複して計約1000万円不正受給していた
という記事をインターネットで読んだ。
　
役所は他の自治体とのつながりがなく
重複して受給していることに
気づけなかったという。
　
また、この事件とは別にこんなことも。
　
引越しして住民票を移せば
所属する自治体が変わるので
例えば、健康保険未納の人が
不正を行うことが可能なのだ。
　　　
で、#とんこ#が韓国へ来て分かったのだが
韓国ではこういうことがないようである。
　
なぜか？
　
前にも書いたが国民一人ひとりに
住民登録番号（住民登録証）があり
　
韓国では公共機関において
健康保険、国民年金、生活保護など
全てが連動しているからである。



住民登録証については過去記事参照↓
➔ 韓国の住民登録証と外国人登録証公開！
　
　

携帯電話を契約するときも
何かの会員に登録するときも
金融取引するときも
車を買うときも
　
何かとこの住民登録番号が必要である。
　
ただし、日本でも住民基本台帳コード
(住民票コード)は存在するが
韓国のように日常で使われることはない。
　
で、　　
　
コンピュータの連動のメリットは？

　
市役所で住所変更手続きをすると
　
例1：空港
例えば、韓国人が旅行で韓国から出れば
いちいち役所に申請しなくても
空港とのコンピュータの連動により
海外滞在期間の国民健康保険料の
支払い義務が自動的にストップし
　
海外旅行から帰国すれば自動的に
国民健康保険の支払い義務が生じる。
　
　
例2：郵便局
郵便局にいちいち連絡しなくても
自動で3ヶ月間旧住所に届いた郵便物を
新住所に届けてくれる。
　
　
例3：国民年金、国民健康保険など
住所変更手続きなしで
請求書・納付書・領収書が新住所に届く。

※ちなみに、マンションに住む場合
水道や電気代などは
管理費と合算で請求されるため
住所変更等の特別な手続き必要なし。
ただし、一軒家の場合は知らない。-_-;
　
　　　
で、ここからがすごい！！　　
　
#とんこ#が韓国内で引越ししたとき　
携帯会社や生命保険会社等にも
連絡しなければと思っていた。
　
ところが！！　
その必要がなかった。
　
携帯電話や保険関係等の
民間企業の請求書も
新住所に届いたのである！！
　
びっくりである！！　
何でこんなことが？？

　
実はネット上にこんなサイトがある↓　
➔ ホーム住所変更サービス(홈 주소변경서비스)
➔ http://www.ktmoving.com/
　

　
ここで郵便物住所変更(우편물주소변경)可能。
　　
提携社案内(제휴사안네)をクリックすると
このように提携社のリストが出ます↓
　　　

　
ここに登録されている企業間で
顧客の住所情報が共有されているため
　
このサイト上で1回住所変更すれば
ここに登録されている
全ての住所変更が一発で可能！
　
ちなみに大企業中心に登録されている。
　
通信、クレジットカード、銀行、同窓会、
火災保険、流通、自動車、航空、証券、
新聞雑誌、生命保険、文化芸術　etc…
　
結局、各々の面倒な住所変更手続きなしで
ほとんどの住所変更ができた！

　　
どんなに楽チンだったか～♪
　
　
このように韓国では
コンピュータで連動しているので
物事がスムーズに行くが、

　
日本は各自治体が個々に機能しており、　
住民側も自治体や会社側もお互いに面倒である。
　
結果として手間が増える。
　
生活保護費不正受給や
健康保険料未納が増えれば
税金や保険料がアップし、
　　
携帯会社の顧客からの
通信料未回収が増えれば
通信料がアップするだろう。
　
我々国民や消費者が損をするのだ！
　
　
そういうわけで
住民登録番号を韓国のように
使うかどうかは別として
　
少なくとも公共機関においては
データを連動させ効率化を図り
無駄をなくしてほしいと思う。