韓国のハンバって何でしょう?
マンションの近くに
テントのようなものが見えますね。
これは何でしょう?
これは
ハンバ(함바/ハムバ)。
※日本の飯場(はんば)から来た単語らしい。
ハンバって何??
韓国の
工事現場で働く人たち(土木作業員など建築関係者)のための
食堂だ。
タクシー運転手食堂について
以前記事にしたが↓
※➔ タクシーの運転手食堂!?韓国のギサシクタンへ行ってみた!
今度は
工事現場作業員用食堂、
ちょっと
ユニークである。
ところで、マンションやビルの建設時
多くの工事関係者が作業するが
彼らが毎日
一般の食堂でご飯を食べれば、
昼食代もバカにならないだろう。
また、建設現場周辺に食堂が全くないこともある。
そこで、そういう人たち対象に
仮設の食堂があるわけです。
よそは知りませんが、
この
ハンバは中が薄暗いですね…。
ちょうど昼どきで労働者たちが集まっています。
どんなものを食べているのか
非常に気になるけど近づきにくい雰囲気で…。
作業着を着た人たちに混じって
#とんこ#がいたら目立って変でしょう?
遠くから写真撮るのが精一杯!
食堂といってもテントのような
仮設で
遠くから覗くと一般の食堂のような
ちゃんとした内部でもないしメニューも異なります。
一般人が利用しても問題ないそうなのだが
勇気が出ない#とんこ#夫婦。
ところで
ハンバはおいしいのか?
元々
ハンバは
安くておいしい食事を
提供してくれていたらしい。
しかし、今は昔に比べて(?)
高くてまずくなったというのだ!!
一体どうして不味くなったのか?
ハンバは
現場作業員の食事を提供するので
建設現場が確定した瞬間、
作業員の頭数で
どれくらいもうかるか予測できる。
例えば、
1,000世帯のマンション建設現場では
1日売上=3,500ウォン(約50円)×500人×2食(朝・昼)
1ヶ月
1億ウォン前後の
売上が保障される。
これに
間食として
パン、麺類、牛乳などの売上げを足すと
1億5千万ウォン(約1,100万円)以上だ。
利益は売上げの
3割程度なので
年間3~4億ウォン(約2~3千万円)の
もうけ。
さらに、大型マンションの場合、
工事期間が
2年半~3年の長期に渡り
1つの現場で
10億ウォン前後の利益!!
このように確実な利益が保障されるので
強力な人脈がないと
ハンバの
運営権獲得が難しい。
公開入札は形だけで
事前に内定した業者が持っていくことが多いとか。
そういうわけで、
ハンバ事業者が
運営権を得るために
現場の関係者に
保証金や
賄賂を
提供することが多くなったのだ。
昔は安くて美味い食事を提供した
ハンバ。
そのころは運営権などなかったのだろう。
しかし、いつからか
ハンバは利益が取れるおいしい事業だ
ということを
工事関係者たちが
知ることとなったことが原因で
現場事務所所長や
建築会社幹部が
保証金を要求するようになった。
そうなると、
賄賂で
ハンバ運営権を
獲得することも起こり得る。
ハンバ事業者は
巨額な賄賂のせいで
自分たちの利益が減ってしまった。
じゃあ、ハンバが利益を確保するためにはどうするか?
食材の質を落とし価格も上げるしかない。
当然料理がまずくなるわけだ。
昔と比べてまずいということで
実際にはそこそこの味なのかは知らない。
#とんこ#夫婦も一度は
経験しようと言っていたんですけど
勇気が出ず
そのうちにと言ってるうちに
工事が終わり
ハンバがなくなってしまったんですね。
内部も見たかった!!
#ハンバ #工事現場 #工事 #土木関係 #建築現場 #どかた
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