蚊をおもしろく殺す方法♪

ソウル留学でのこと。
#とんこ#が通った西江大学の語学堂では
4級になると授業で発表会をする。
　
テーマは何でもよくて
それについて調べたことを
韓国語で発表するのだ。
ほとんどの人がパワーポイントを使うようだった。
　
「さて、どんなネタにするか…」
　
１人10分程度である。
正確な記憶はないが、
質疑応答などの時間も含めるので
1時間に4人発表のペースだったろうか…。
　　
発表は面白くないと傍聴者が飽きるし
何人も続けて発表をするわけだから
当然傍聴者は疲れてくるだろう。

「面白いネタにする必要があるなぁ…」

クラスには日本人が6人いたので
日本文化に関する内容は
彼女たちには目新しさがない。
　
そして、
　
先生は毎年たくさんの日本人の発表を
ご覧になっているだろうから
先生も日本人も知らないネタがいいぞ。
　
よし、決ーめた！
　
テーマは
　
모기를 재미있게 죽이는 방법
蚊をおもしろく殺す方法
　
こういうのはつかみが重要である。
まずはインパクトあるタイトルで
気を引くのがポイント。

#とんこ#はパワーポイントを使わず、
蚊（모기/モギ）のユニークな
イラストや小物を使い発表することに。

皆がパワーポイントで発表すると
動きがなくマンネリ化が起こる。

そこで小学校の授業のように
参加型学習形式にすることにした。
　
① 団扇を使う方法
　
蚊が壁に留まったら、
うちわで弱ーく扇ぎながら
もう一方の手でゆっくり弱く蚊を叩く。
　
　　　　　
　
強く団扇で扇ぐと風圧で
蚊が飛ばされるので弱く扇ぎマス。

あやつが飛ばされないように
必死で壁にしがみついているところを
やはり風圧を起こさないように
右手でそっと軽く叩き殺しますね。
　
実演しながら発表する#とんこ#。
　
右手は叩くというよりは
そっと押さえるといった感じ。　
　

#とんこ#は日本だけでなく
韓国でも5、6回成功を収めた。
　
台湾人のクラスメートにも
すでに伝授した方法で
彼女も下宿でこの方法を使って
何匹か蚊を仕留めている。
　
日韓両国の蚊で立証済みだ！　　
　　

② 筋肉を使う方法
　
蚊が腕に留まったら、
フンッと筋肉に力を入れて下さい。
あやつのストローが抜けなくなるので
ゆっくりと押さえて殺す。
　　
　　　

#とんこ#が作った
持ち手(棒)がついた蚊のイラストを
ぶ～んと言いながら飛ばして
ある学生の腕に止まらせた。

「あ！ケリーの腕に蚊がとまりました！
　ケリー、ほれっ、腕に力を入れて！
　そ～っと叩くよ…」

③ 電気を消す方法
　
就寝中、室内で蚊を発見したら
電気を消して真っ暗にし、
布団から顔だけを出した状態にする。
　　
　　　　　 　
　
そのうち、あやつが
二酸化炭素や体温を感知して
顔に留まって来マス。
手でそっと優しく押さえ、殺す。
　
暗くて目が見えないのか、簡単に殺せますね。
　
これも2度経験済み。

　　
全てに共通することは、
勢いやスピードをつけて叩くと
風圧が生じるので
軽く押さえて殺すということです。
　
外国人大爆笑の中、発表は大成功～！！
　
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＜関連語彙＞
蚊取り線香（모기향/モギヒャン）
蚊に刺される（모기에게 물리다/モギエゲ ムルリダ）