韓国の国民年金って？

軍隊の話、#とんこ#は興味あるが
「とんこの部屋」読者にはウケがいまいちのようだ(笑)

女性読者が多いからかな？

というわけで、海軍シリーズの合間に普通のブログもはさんでいくことにする！

韓国の国民年金

日本は公的年金に、国民年金・厚生年金(サラリーマン)・共済年金(公務員)がある。

韓国は公務員(軍人含む)以外は全員、国民年金に加入する。

国民年金の中でサラリーマンは事業所加入者という分類になるのだ。

さて、#とんこ#は結婚以来、韓国の国民年金に加入している。(とんこは日本国籍)

韓国内に居住する
18~60才未満の外国人は
韓国国民と同等に
国民年金の加入対象になり、
老齢年金や障害年金、遺族年金を韓国国民と同様に支給される。

で、年に1回か(?)、国民年金公団から通知が来る。


よく見ると日本語で書かれている！！
日本人の#とんこ#のために、表は韓国語、裏は日本語での案内になっているのだ。

どれどれ・・・


#とんこ#は地域加入者らしい。

現在、何ヶ月間いくら払ったか記載されている↑

※地域加入者とは、
韓国に住む18~60才未満の
事業所加入者でない者で、
軍人や公務員などは除くようである。

ところで、
上の写真の黄色線の部分に

「年金保険料は基準所得月額の9%で
　事業所加入者は使用者と
　勤労者がそれぞれ4.5%ずつ負担します」

と記載されている。

基準所得月額が何なのか、
前年度の年収(総支給額)を12ヶ月で割った平均月収のことかな？

そうだと仮定すれば

地域加入者は平均月収
300万ウォン(≒28.6万円)なら
その9%、27万ウォン(≒2万5千円)を
毎月年金保険料として納める必要があるということになる。

ただし、サラリーマンの場合は
事業所加入者なので会社と本人が半分ずつ(1万2,500ウォン(約250円))負担することとなる。

日本と同じだな・・・。

次の表を見てみよう！(赤枠)

※一部省略

例えば、基準所得月額平均額が
300万ウォン(≒28万6千円)の会社員が
毎月27万ウォン(半分は会社負担)を
40年間支払い続けると、
老後は年金として毎月
約102万4千ウォン(≒9万7,600円)もらえるわけだ。

ただし、これは現在の価値基準で
数十年後は物価も上昇しているため
そのときの価値基準に換算されて支給される。

よって、実際に受け取れる金額はもっと多い。

まあ、支給額が多くなるとしても
物価も相対的に上がっているので
たくさん支給されるということにはならない。

ところで、
#とんこ#は専業主婦で所得はない。

で、年金保険料を自分で設定でき
ナマケモノ(韓国人の夫)が
いろいろ考えたあげく
毎月約5万ウォン(≒4800円)を納めている。

これは基準所得月額57万ウォン(≒5万4,400円)の人が納める年金保険料に相当する。

これを60才まで払い続けたら↓



65才からの年金受給額が、
現在価値基準で34万5千ウォン(≒3万3千円)となる。
※ただし、とんこは結婚後加入したので加入期間が短い

あまりに少ないと思うかもしれないが

実は#とんこ#、老後のため
日本の国民年金も途切れることなく払い続けている。

海外にいても老後に支給されるからで、日韓両国から年金を受け取る計画である！

さらに、ある生命保険会社の私的年金にも加入しているが

先日、韓国の新聞記事に、
物価の変動に応じ支給額が変化する
公的年金の方が私的年金に加入するより得であると掲載された。

日本の国民年金と比較
日本と韓国の支給額の差はどうだろう？もう一度、表を見てみよう(青枠)

日本の国民年金納付額は15,040円。

それに近い韓国の国民年金納付額は表の17番の15万3千ウォンである。

これを60才まで40年間払ったとすると
65才以降に約71万3千ウォン(≒6万8千円)支給される。

日本は現在、満額で778,500円なら
現レートでは日本の方が少し高い計算になるかな？