混ぜる、「비비다」と「섞다」の違いって何?
昨日、
ピビンメンという
韓国の麺料理が
予想以上に
おいしいという報告をした。
↓
➔ 韓国土産6 ~ピビンミョンってどんな味?~
ところで、この
ピビンメンの意味は
비빔면/ピビムミョン
ピビム(混ぜる)+ミョン(麺)
混ぜる麺という意味である。↓
皆さんがよくご存知の
ピビンバは
비빔밥/ピビムパプ
ピビム(混ぜる)+パプ(ご飯)
混ぜるご飯という意味である。↓
ピビン(비빔/ピビム)とは
「混ぜる」という意味の動詞
비비다(ピビダ)の名詞形。
でも、混ぜるという動詞に、
섞다(ソクタ) もよく使います。
実は、両方
「混ぜる」という意味ですが
ニュアンスや
状況が違います。
。
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① 비비다/ピビダ
元々の意味は
「こする、もむ」で
・手を擦って洗う
・紙をもんで柔らかくする
・洗濯物をもみ洗いする
・虫が羽を擦り合わせる
このような使い方をします。
でも「ピビンメンを混ぜる」というように
「混ぜる」という意味でも使います。
ところが、この場合、
単に
「混ぜる」という行為よりは
物と物を擦り合わせるという
意味合いを含んでいます。
例えば、
ピビンメンや
ピビンパは
ご飯に、
コチュジャン(唐辛子味噌)や
ナムルを
擦り合わせて味をつける、
味を絡めるという
ニュアンスがあります。
※日本人が「擦り合わせながら混ぜる」
という行為を想像すると
ヘラで押さえつけて「擦り付ける」
イメージがあります。
しかし、ここでは感覚的なことだけで、
実際の韓国人の混ぜ方(行為)としては
「擦り合わせる」というよりは
ただ普通に「混ぜる」行為であり、
見た目には섞다(ソクタ)と
何ら違いはないと考えればよいです。
例)
・お好み焼きの生地と具を混ぜる
・ピビンバはよく混ぜて食べなさい
。。。
② 섞다/ソクタ
日本語どおり「混ぜる」という意味で、
「擦る」という意味はないです。
例)
・風呂の湯を混ぜる
・コーヒーに砂糖を混ぜる
・炊飯後、しゃもじでご飯を混ぜる
・黄色と赤のボールを10こずつ箱に入れて混ぜる
。
ただし!
①②両方使える状況があります。
①비빔면은 잘 비벼서 먹어.
(ピビンメンはよく混ぜて食べて)
②비빔면은 잘 섞어서 먹어.
(ピビンメンはよく混ぜて食べて)
話し手がそのときどう表現したいかによって使い分けられ、どちらでも使えます。
混ぜ方(動作)は全く同じですが、
イメージとして①の表現は
タレをよく絡めて味をしっかりつけるニュアンスが含まれているのかもしれません。
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